渡嘉敷 こまい歯科は治療が精密だと、歯医者さんたちがうわさをしていました。歯医者さんが歯医者さんをほめるというのはあまりありませんのでので、取材に来てみたのですが、先生独自の治療方針などはありますか。
駒井 特徴としては、噛み合わせの治療に力を入れていることです。頭の重みは、左右の下あごと頸椎の3点でバランスよく支えられているんです。そこで、例として、左の歯だけがなくなったとしましょう。片方のハイヒールのかかとをなくした体のように、あごは左に落ちてしまいます。あごの位置が左側にずれると、頭も左に傾いてしまう。そのため身体の重心も左に傾くんですよ。このようにきちんとした噛み合わせができていないと、身体がゆがんで、いらない筋肉が緊張し、肩こりや腰痛、頭痛といった症状が現れることがあります。当院では、噛み合わせを治すことで身体のゆがみを矯正し、肩こりなどを解消する治療に力を入れています。
渡嘉敷 来院される患者さんにも、噛み合わせの相談に来られる方が多いのですか。
駒井 ええ。もちろん当院では虫歯や歯周病予防、矯正、インプラントといった一般的な歯科治療も行っていますが、噛み合わせに関する治療・相談に来られる方が多いですね。小児からお年寄りまで幅広い年齢層の方がいらっしゃるのですが、噛み合わせ関係の口コミで来られる患者さんがずいぶん増えてきましたね。
渡嘉敷 それも確かな治療をされているからこそでしょう。スタッフの方にいつもおっしゃることはありますか。
駒井 じっくりと丁寧に仕事をしようということですね。歯科治療は歯を入れたり、入れ歯を入れたり、形が残る医療です。適当なことをしていると10年、20年後に患者さんに迷惑をかけてしまいます。治療は芸術です。当院では1人の患者さんに1時間くらいかけて治療に当たるようにしているんです。15分や30分では、余裕がなさすぎてこだわりの治療ができないですから。あと、治療の合間に患者さんが心を開き、安心していただけるように、たくさんお話しすることを心掛けています。歯についてだけでなく、血液の話をしたり、雑談をしたり、健康に関するトータルなアドバイスができる医院にしよう、といつも話しております。
渡嘉敷 では最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか。
駒井 今まで大人の肩こりや腰痛、頭痛、果ては鼻腔を矯正で開いて大きくして鼻詰まりを治したり、いろんなことをやってきました。しかし、なってしまったものを治すという、対症療法の時代は終ったと思っております。これからは、悪くなったものを治す時代ではなく、健康なバランスの取れた体をつくる時代。小児の健全な育成をガイドするのです。子どもの骨はダイナミックに成長し、コントロールできます。矯正だって乳歯があるうちなら、今のところ100パーセント歯を抜かず、骨を誘導してきれいに並べています。バランスも取りやすいです。忘れがちですが、一番大切なことは死ぬまで健康であること。「そういえば、こまい歯科にかかってから全然歯も体も悪くならないわねー」と、歯医者冥利に尽きる言葉を言っていただければと思っております。知らないうちに皆さんの健康の立役者になっていることが目標です。
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